エステティシャンとしての自信になる資格とは?
エステティシャンには国家資格がありません。
民間の資格が多数あり、取得することでエステティシャンとしての自信にもつながります。スキルアップやエステサロンで働くときに役立つでしょう。
代表的な民間資格
1.日本エステティック協会
1972年以来、日本のエステティックをリードする、エステティシャン職能団体です。
協会では4つの資格を認定しています。
「認定トータルエステティックアドバイザー」
エステティックのプロフェッショナルとして業界をリードする指導的立場を担うエステティシャン
受験資格
上級E資格取得後、施術および接客、顧客管理などの実務経験が2年以上または通算5年以上あること
試験内容
筆記試験(コンサルティング試験)10問(フェイシャル、ボディ各5問)、60分間
実技試験(プレゼンテーション、ロールプレイング試験)プレゼンテーション5分、ロールプレイング10分
受験料
30,000円(税抜)※筆記試験+実技試験
「認定上級エステティシャン」
エステティックに関する理論・技術のすべてを理解し実践する能力を有しているエステティシャン
受験資格
次の(1)~(3)のいずれかに該当する者
(1)当協会認定校において、1000時間以上コースまたはCIDESCO国際認定校コース(1200時間以上課程)を修了した者
(2)当協会認定校300時間コースを修了し、認定エステティシャン資格取得後2年以上の実務経験を有する者
(3)認定エステティシャン資格取得後2年以上、または通算5年以上の実務経験を有し、対策講座を受講した者
試験内容
技術試験:フェイシャル・マニキュア・メイクアップ・ボディ・ワックス脱毛
筆記試験:4肢択一・マークシート式
受験料
筆記試験 10,000円(税抜)
実技試験 20,000円(税抜)
「認定エステティシャン」
エステティックに関する理論・技術を理解し、修得したエステティック業界の中核を担うエステティシャン
資格取得条件
次の(1)(2)の両方の要件に該当する者
(1)エステティシャンセンター試験に合格している者
(2)協会認定校での300時間課程の修了、または実務経験3年以上を有する者
試験内容
技術試験:技術力確認試験(フェイシャル/ボディ:手技のみ)
筆記試験:エステティシャンセンター試験(4肢択一:マークシート式・100問)
受験料
エステティシャンセンター試験 9,600円(税抜)
「認定フェイシャルエステティシャン、認定ボディエステティシャン」
エステティックの基礎知識とフェイシャルケア・ボディケアの基礎を有するエステティシャン
受験資格
エステティックについて学び、またはエステティック関連業に従事する者
●エステティックに関わる勉強、仕事をされている方であればどなたでも受験していただけます。
●個人申込の方は試験合格後、資格申請条件の証明手続きが必要となります。
試験内容
筆記試験(4肢択一・マークシート式)
受験料
個人申込【単願】8,000円(税込)【併願】15,000円(税込)
資格取得のためには?
エステティック協会の認定校で用いられる公式テキストがおすすめです。
これからエステティックを学習する方、技術の見直しや新人教育などの教材としても活用できます。AJESTHE 登録教室でも認定講師が指導以外にもアドバイスやサポートしてくれます。
2.CIDESCO-NIPPON
エステティックの教育機関として世界的に認められた国際団体です。
「ビューティーセラピーディプロマ」
CIDESCO国際認定校において1200時間以上のカリキュラムを終了し、CIDESCO国際試験を合格、その後2年以内にエステティックサロンまたはスパで600時間の実務経験を経た者、または、実務経験が3年以上あるエステティシャンでCIDESCOポストグラジュエイト国際試験に合格した者が、CIDESCOセラピストとしてディプロマを授与されます。
受験資格
・日本エステティック協会認定エステティシャン資格を取得していること
・エステティックの基礎教育を600時間以上受けていること
(※時間数は合算可能だが、通信教育の場合、通学した時間数のみ有効。ただし企業の社内教育は含まない。)
・エステティックの基礎教育修了後、エステティックに関連した実務経験が3年以上あること
・受験申込書類の審査に通過すること
試験内容
①書類審査
②筆記試験(合格70点以上)
③実技チェック40時間以上の事前講習受講前に、受験生の技術レベルをチェックします。
④40時間事前講習
⑤本試験6時間15分
3.日本エステティック業協会
エステティックサロン事業者の団体です。
「AEA認定エステティシャン」
安定した技術と知識を備え持ったエステティシャンを認定します。
取得方法
1.AEA認定校に通う
AEA認定校では、豊富な経験と最新の知識と技術を保有する「AEA認定講師」の指導の下で、当協会が編纂したテキストとカリキュラムによって授業が運営されており、エステティック全般の知識と技術を総合的に効率よく習得することができます。
2実務経験を積みサロンで働きながら受験する
既にエステティシャンとして仕事をしている方は、実務経験年数によりどの資格からの受験も可能です。
また、AEA認定校卒業者で資格所得され実務経験を積まれた方も更なるステップアップで最上位資格「AEA認定インターナショナルエステティシャン」取得を目指せます。
まとめ
資格といってもさまざまな種類があります。
ただ資格を取得することを目的とするのではなく、
将来、どんなエステティシャンになりたいかを考え、そのキャリアプランに合わせて取得することで、エステティシャンとしての経験もさらにプラスになるのではないでしょうか。
専門学校や通信で勉強するにしても、時間と費用がかかります。
未経験の方でも、エステティシャンに興味がある方は、働きながらエステティシャンの基礎を学べるサロンで働いてみるのもひとつです。